銀座にあるミキモト本店6Fミキモトホールでは、「水と色が織りなす神秘の世界 エキレキリ エブルアート展」が9月15日から開催される。
"エブル"とは、9世紀頃に中央アジアで始まり、オスマン帝国時代に発達したといわれるトルコの伝統芸術。トルコの山にあるゲベンという木の樹脂を混ぜた粘着性のある液体の表面に、バラの枝と馬の毛でできた筆で描いた模様を紙に写し作られ、染料には岩絵の具に牛の胆汁を用いたものが使用される。同じ模様は二度と作れない。
「緑の惑星」 ニメット・エキレキリ(1000x803mm)
展覧会では、「日本とトルコ、二つの文化を融合させたい」というエブルーアーティスト・エキレキレ姉妹の作品を展示。日本の伝統工芸品である和紙を使った新作を中心に40点を展示する。和紙を使ったものは技術的に難しく、初の試みとなっている。
「Twin Planet」 エムレ・エキレキリ(1620x970mm)
トルコと日本の文化の融合ともいえる新たな技法、水と色が織りなす美しい芸術作品を、ぜひ見てみて。
お問い合わせ:ミキモト カスタマーズ・サービスセンター tel.03-5550-5678
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