福島とチェルノブイリの子どもたちの絵がクリスマスカードになって発売
大切な人に贈りたいクリスマスカード、今年は子どもたちのために、こんな1枚を選んでみてはいかが?
サンタクロース、富士山、雪だるまが描かれたかわいらしいクリスマスカード。このカードに使われている3つの絵は、福島県の子どもたちがアートワークショップで一生懸命描いたものだ。1枚200円(税込)で販売されており、収益金は東日本大震災の被災地の子どもたちの支援活動をはじめ、世界中の子どもたちのために使われる。
福島の子どもたちが描いた「クリスマスカードA」
このチャリティーカードは、社会貢献団体「MS&AD ゆにぞんスマイルクラブ」と特定非営利活動法人 「子供地球基金」が作成・販売しているもので、この活動は今年で20年目を数える。カードを作成するきっかけとなったのは1992年、チェルノブイリの近くの養護施設で暮らす少女が描いたクリスマスツリーの絵に出会ったこと。収益金で彼女の施設に画材や手編みセーターを届けることから支援を始め、その後、世界中の子どもたちの絵でチャリティーカードを作成。これまでに4,200万円を超える収益をあげ、世界中の紛争・被災地域の子どもたちを支援してきた。今年は東日本大震災の発生に伴い、子供地球基金が、東北で子どもたちと絵を描くワークショップを継続的に開催。
そこで描かれた福島の子どもたちの絵で、クリスマスカードを作成するに至ったという訳だ。