『SHAME-シェイム-』キャリー・マリガン オフィシャルインタビュー
“性依存症“の男の生活とその奥に隠された真実を描いた衝撃の一作。自ら情熱的に役を獲得、圧倒的な存在感を示した注目の女優、キャリー・マリガンのオフィシャルインタビューをお届けする。
●あなたが演じた“シシー”とは?シシーはとてもだらしなくて、興奮しやすく情熱的で、他人に対して同情的なの。利己的ではないというか、ワイルドなところもあるけど、自分のためだけでなく他人のために深く物事を考えることができる。そして兄ともっと親しくなるべきだと強く感じていて、兄に親密さを求めていると思うわ。
●「SHAME –シェイム-」出演についてマイケル(・ファスベンダー)と共演したいとずっと思っていたの。だから脚本が届き、スティーヴ(・マックィーン監督)とマイケルがかかわっていると知って、夢のような仕事だと思ったわ。
●シシー役を熱望したことについて(スティーブ・マックィーン監督と)一緒にコーヒーを飲んでいたんだけど、彼は早く立ち去りたい様子で10分おきに「さて、もう行かなきゃ」と言っていたわ。
その都度、「ダメよ! まだ役をもらってない」って引き止めたの。彼をイライラさせて、無理やり役をもぎ取った感じかしら。彼と同じタクシーに強引に乗り込んで必死に迫ったし、本気だということを分かってもらうためにタトゥーまで入れた。そして役を手に入れたの。