BoAが昨年12月10日、11日に東京国際フォーラムで行った毎年恒例のクリスマス・ライヴの模様を収めたDVD『BoA THE LIVE 2011“X’mas”~The 10 th Anniversary Edition~』を3月7日に発売する。
このライヴは、2011年、BoAの日本で行われた唯一の単独ライヴであり、昨年日本デビュー10周年を迎えた彼女の記念碑的公演。クリスマス的要素と10周年の要素が盛り込まれた、スペシャルな構成となっている。最新曲「Milestone」から、これまでの数々のヒット曲、この日のために特別なアレンジを施した曲などを、圧倒的な歌唱力を持って披露。この10年、彼女が積み上げてきたものが凝縮された、スペシャルなパッケージとなっている。
●まずは、今回の【 THE LIVE 2011】のコンセプトから教えて下さい。日本デビュー10周年記念ですね。いつものクリスマスライヴでもあるんですが、クリスマスの雰囲気というよりも、もうちょっと10周年意識したライヴにしようと思って。
だから昔の曲とか、ここ何年かライヴでやってなかった曲をたくさんやったんです。
●「気持ちはつたわる」「No.1」「奇蹟」は、2005年の【BEST OF SOUL】ツアー以来ですしね。はい。昔の曲はキーが高いから声を出せるかっていう心配が先にあったんですけど、リハーサルが始まったら全然大丈夫で。懐かしさがあって、歌ってる私も楽しかったです。
●コレオグラフ(振り付)も含めて今回のライヴでテーマにしていたことは?思いっきり楽しむことしか考えてなかったです。自分が楽しくないと、ライヴを観ている方も楽しくならないんじゃないかと思って。せっかくアフロ(のウィッグ)をかぶってあんなに派手にやってるわけだし(笑)。
●そのアフロって“ TV SHOW”と名付けたコーナーのことですね。そうです。あのコーナーはジャクソン5、プラス、ドリームガールズみたいなものにしようっていう意図があって。
●演奏も昔のソウルミュージック的なエッセンスが加わったアレンジになっていましたよね。昔の曲を昔のまま演奏しても時代が違うし。ちょっと遊べるような感じにアレンジし直して、ちゃんと演出してやった方が今の私のオリジナリティを出せるなって。歌ってる私もそっちの方が新鮮ですしね。
●あのコーナーは普段あまり見られない、ハジけたさんが見られて楽しかったです。やるなら張り切ってやらないと。恥ずかしいと思いながらやると、完成度が低くなってしまうので。本当、張り切ったんですよ。でも、一番辛かったんですよ、あのコーナーが。
●えっ、そうなんですか!?「Shine We Are!」も「No.1」も「七色の明日~brand new beat~」も…コーナーの最後の「QUINCY」まで全曲キーが高くて。笑顔で楽しく歌いましたけど、実はまったく休憩するところがなかったんです(苦笑)。
●そもそもアフロのウィッグをかぶることに抵抗はなかったんですか?「これは絶対ない」みたいなNGが普段からあんまりないので(苦笑)。「アフロ? いいですねー」って感じだったんです。
●実際、あのアフロヘア姿は可愛かったです。ね? 自分でも可愛かったと思います。あはは! でも、あとでライヴ映像を観て思ったんですけど、目がつりあがり過ぎちゃってて。
●それは髪を後ろで束ねていたからでしょ?そうなんですけど、2時間ずっとつり目で歌ってるんですよ(笑)。笑って歌ってるのに目が怒ってるの(笑)。