ホームレスになってしまった芸能人、岸田健作のゼロからのスタート 『ぼんやりとした夢への向かい方』
Bさん
「岸田さんこんにちは。私は今年高校を卒業するのですが、その後の自分が見えません。周りはとりあえず進学するといった子や、とりあえずバイトしながらやりたい事探すなど、とりあえずって感じで具体的な事はないみたいです。
私は美容師さんになりたいっていうぼんやりとした夢はあるのですが、全然知らない世界だし諦めないでずっとやっていけるのかと言われれば何とも言えません。でも、他にこれと言ってやりたい事もないし、この先どうしたらいいか…。変な質問ですみません。」
実はこのメッセージは、僕が高校生の時に漠然と思っていたことと同じなのだ。『とりあえず』程度でこの先を考えてしまうのもどうかと思ってたし、これといって目指す物も夢もなかった。
そこに僕は『芸能』という世界からお誘いがあり、『やってみたい』と思い飛び込んだわけなのだが、やはりどこの仕事の世界も技量がものをいう。
好奇心やぼんやり程度では生き残るのは難しいのだ。
僕個人の意見としては無責任かもしれないけど、『やりたい事や夢や希望は無理矢理探す事じゃない』と思う。
卒業するから…、周りがこうだから…、自分の人生は時間や周りに左右される事じゃないと思う。