『崖っぷちの男』サム・ワーシントン オフィシャルインタビュー
『トランスフォーマー』『RED』の製作陣が放つ、ノンストップ・アクション・サスペンス『崖っぷちの男』。裏切りと陰謀と駆け引きが渦巻く中、スリルとサスペンスが張りつめ、テンポよく進むストーリー展開が見ものである。
主演は『アバター』以降話題作への出演が続くサム・ワーシントン。本年度日本公開作品計5本に出演する中、初のサスペンス・ジャンルに挑み、目もくらむ高所でのアクションを見事に演じ切った。今回、サム・ワーシントンのインタビューを行なった。
●高所恐怖症とお聞きしましたが、なぜこの役を引き受けたのですか?ほんとに馬鹿だったよ。高い所が怖いというより、落ちるのが怖いんだ。約60メートルの高さなら、誰でも怖いと思うよ。
この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったんだ。
●実際に高いビルの縁でかなり多くの撮影を行ったと聞きましたが、怖かったですか?すごく怖かったよ。毎日、手のひらに汗はかくし、油断はできなかった。でも実際は、不可能だと思っていたこともできたんだ。最初のシーンは僕が実際に初めて出っ張りに出たときだったけど、泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずにすんでラッキーだったよ(笑)。僕もカメラスタッフも、縁での撮影に徐々に慣れていったら、予想していたよりいろいろなことができたんだ。映画の大半を縁で撮影できたよ。
●交渉人役のエリザベス・バンクスとのやりとりが秀逸で、感情が変化していく様子がよく伝わってきました。彼女と共演した印象は?彼女の作品は好きで、ラッセル・クロウと共演した「スリーデイズ」も素晴らしかった。彼女は、シニカルなユーモアもある楽しい人だけど、その反面、人間としての重みもある。優れた女優としての素質があるよ。