『アベンジャーズ』スカーレット・ヨハンソン インタビュー
危ないだけじゃなく、とっても見苦しかったわ。でも練習を積んでいくうちに、段々と扱えるようになって、自分がそれを使ってどの程度やれるのか把握できるまでになった。
だけど、ブラック・ウィドウは棒をクルクル回しているばかりじゃないのよ。平気な顔で拳銃のお尻で強烈な一撃を決めたりもする。
そのどれもコツをつかむのが大変だったの。正直に言うと、最初に心によぎったのは「オーマイゴッド、こんなの出来るわけないじゃない」という思いだった。結局できたけれどね。たくさん失敗しながら覚えた・・・失敗すると本当に痛いのよ!
でも、人々に分かってもらえるようなファイト・スタイルで戦えるようにすることは、とても大切なことなの。
『アイアンマン2』におけるブラック・ウィドウの特定のスタンスやポーズが、この映画でも統合されていることが重要だった。それによって観客とこのキャラクターの関係性を築くことができるからよ。
■この映画のトーンについて教えてください。『アベンジャーズ』のミーティングで初めてジョス(ウェドン(脚本/監督))に会ったときから、アベンジャーズの面々がやりとげなければならないリスクの高い任務を描くために、厳しいリアリティに献身しようという彼の強い意志を感じたわ。1つの世界にあのキャラクターたち全員を集めることの危険性を彼はきちんと認識していたのよ。
それはまるで「さあ、みんなで一体どうする?」って感じでしょ。だって、ロシアの女スパイ、弓の狙撃手、異惑星から来た北欧神話の神、アイアンスーツに身を包んだ男、低温冷凍されていた男、そしてモンスターが集まっているのよ。そんなキャラクター全員を信じられないようなシチュエーションに放り込んでリアリティ豊かに描かなければならないのよ。