あなたの家は大丈夫? 期限切れした水、なんと一部世帯だけで14億円以上も
■04.節電の意識がある人は防災・水分の補給の意識が高いものの、節電を心がけている人は昨年よりも5.9ポイント低下
防災・水分補給の意識が高い人は、総じて節電対策を行なっている割合が高い傾向が見られた。スマートストックや水分補給、熱中症対策の実践など、いずれも節電対策を行なっている人のほうがそうでない人を大きく上回っており、危機管理の高さが感じられる。
ただし、具体的な節電対策を行なっている家庭は全体の57.9%。昨年は63.8%の人が何らかの節電対策を行なっており(昨年比5.9ポイント低下)、全国的に意識が低下している傾向がみられた。
とくに低下が著しいのは東北(79.0%→46.0%)と関東(84.0%→53.0%)。一方、北海道では2倍の56.0%、近畿は昨年に迫る72.0%(昨年73.0%)の人が節電対策を行なっていると回答。北海道では自治体が懸賞付きの節電キャンペーンを行ない、関西では初めて計画停電が予定されているといった理由から節電意識が高まっているのでは、と推測されている。
また、昨年は節電対策を行なっていない人でも4割近く(38.6%)の人が熱中症対策を講じていたが、今年は26.4%と12.2ポイントも低下。節電対策を行なっている人ではそこまでの低下は見られず(昨年比3.5ポイント低下)、節電の意識を持っていない人は危機意識が薄い傾向にあるようだ。