『プロメテウス』シャーリーズ・セロン インタビュー
●リドリー・スコット監督との仕事はいかがでしたか?誰にも、一緒に働くのが夢だという監督が一人は居ると思うけれど、私にはそれがリドリーだったの。監督第一作目の監督たちとの仕事で嫌な経験をするたびに私はいつも、こんな冗談を製作仲間に向かって言って来ました。「リドリー・スコット監督との仕事だったらよかったのに。私、自分が何をしているか分かっていて、現場のコントロールが出来る監督の周りに居たい」って。リドリーは私が一緒に仕事をしたいとある種、いつも夢を見てきた監督だけれど、どんな形であっても、彼の映画の邪魔をしたくないとも思っていたわ。
●あなたはいつも、強い女性の役柄を追い求めていますか?力を持ったキャラクターを演じなければと決めたことなど、一度もないわ。それぞれの状況を探し出して、出来るだけそのような状況に忠実であるように努力はします。でも、描かれている特徴を実際には保有していないキャラクターの戸棚の中に立ち入る以上の嘘は、ないと思うの。
描かれている世界を私たちみんなが理解し、彼女と共に何処へ進んで行きたいか、彼女と一緒に何を探索したいか。それが心にしみこんだ時、私は突然あのスーツを着て考えるの。「そうだわ、私。誰かに命令を下したい!」って。その時みんなは、(彼女が何者かを)見つけるのだと思う。
作品情報『プロメテウス』
大ヒット上映中!
配給:20世紀フォックス映画
(C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX