10月15日は、「世界手洗いの日」~汚れが落ちない“したふり手洗い”が52%―「手洗い白書」
日本ユニセフ協会は、6月末から7月末にかけて募集を行った子ども『手洗い調査隊』による、日本国内の手洗い状況の調査結果をまとめた『手洗い白書』をこの度発表。
当協会は、日本の子どもたちに正しい手洗いの大切さを楽しく伝えるとともに、世界の子どもたちが直面する保健や衛生の問題を理解していただくため、ボランタリーパートナー企業各社、電通ソーシャル・デザイン・エンジンの協力により、2009年に 「世界手洗いの日」プロジェクトを発足し、「手をあらおう。手をつなごう。」の合言葉のもと、さまざまな取り組みを行っている。
「世界手洗いの日」プロジェクト4年目となる今年は、全国47都道府県の小学校3年生から6年生までの子ども約108名を『手洗い調査隊』の隊員に任命し、家庭や学校などで、家族や友達の“手洗い状況”を調査。
「どんな時に手を洗ったか」「何秒間手を洗ったか」「どの場所を洗ったか」「せっけんを使ったか」「洗った後ハンカチやタオルで手をふいたか」などのチェック項目に従って実施された『手洗い調査隊』の報告によると、調査対象(536人)中47%が、「正しい手洗い」に必要とされる20秒を超える手洗いを実行していた一方で、31%が10秒以下の不十分な手洗いを行っていた。
また、全体の約10%は、手をぬらしただけか「短すぎて判別不明」という結果も見られた。
男女比では、男性(特に0-19歳と40-49歳の年齢層)よりも女性の方が、正しい手洗いをしている傾向も明らかに。