女性が一人で生きていく上で、必要なことは？

価値観の多様化と共に晩婚化や、さらには単身化の傾向が広がり始め、今や20代後半や30代で独身の女性も決して珍しくない時代だ。かくいう筆者もそのひとり。

年に2～3回程度、学生時代のサークルメンバーと会っているのだが、その中のメンバーは「結婚し子どもがいるA子」、「結婚はしているが子どもがいないB子」、「未婚のC子・D子」そして私の5人。普段は未婚女子同士でいることが多いが、こういう昔からの集まりには、同じ境遇の友達ばかりではなく、さまざまな境遇の友達が集まる。

家庭の話、子育ての話、そして仕事の話と会話は多岐にわたる。幸せそうなA子・B子の話を聞いたせいか、帰る頃には「結婚もいいのかな」なんてC子・D子と話していた。そんな矢先、C子が「私、結婚しようかと思っていて…」と言い出したのだ。「好きな人だからというのもそうだけど、正直家庭を持ちたいのがホンネ」と。「おめでとう！」といいながらD子とついつい目を見合わせてしまった。

楽しい集まりもあっという間に終わり、帰宅後「さて寝るか」と目を閉じると、将来について嫌でも考えてしまう。

「このまま結婚しなくてもいいかな」と思うようになっていた私にとって、A子・B子の幸せそうな家族の話や、C子の婚約電撃告白は、このままの独身人生を何の心配もなく過ごせるか、真剣に考えさせた。

翌日は1日OFFだったので、これを機に、女性が一人で生きていくために必要なことを考えてみることにした。

■独身生活の上で必要なこと、その1「趣味」まずは趣味。やりがいがある仕事で頑張るのもいいけれど、それだけでは疲れてしまうから、ONとOFFの切り替えはとても大事。そしてOFFに何をするかはもっと大事だ。語学や資格を取るための勉強もいいし、楽器やお菓子作りなどの趣味を磨くのもいい。最近では登山などのアウトドアも流行っているようだ。

日々の生活を充実させるためにも、打ちこむことができるような趣味は重要だ。趣味は仕事とは別の目標を持つこともでき、楽しみを得る機会が増えるから生活に張りも出る。

そして、年齢を問わず幅広い人間関係を築けるのも魅力のひとつだ。もしかしたら、そこから仕事が生まれるかもしれない。人生において、人としての厚みを持たせるためにも、趣味を作っておくといい。

趣味がないという人は、まずは形から入ったり、友人の趣味の場に参加してみるなど、自分が何をしていると楽しいかを実際に体験しながら考え、とにかく多くのものにチャレンジしてみるのがいいだろう。