人間関係に疲れる前に…ナースが伝授! 職場コミュニケーションのプチテクニック

対同僚編 「クッション言葉を使う」Mさん(32歳)は、20歳で看護学校を卒業後、都内の病院に勤務しています。

「患者さんの容体の変化や緊急搬送の受け入れ時に、どうしてもピリピリしてしまう場面はあります。そんな時に、同僚のナースからお願い事をされても、こちらも手がいっぱいなので断らざるをえない時があります。そういった時に『どのように断るか』には気を遣っています。」

「『クッション言葉』というものがあります。例えば断る場合、『できません』より『あいにくこちらも手が離せないため、難しいです。』といったように、一言付けるだけで、相手の印象も大分変わりますよ」とMさんはおっしゃっていました。

断るという行為は、自分でも気付かないところで角が立っていたりします。そこでいかに相手に不快感を与えずに断るかで、その後の関係性にも影響が出てきますよね。


また、逆に何かをお願いする時も「これやってくれるかな」と、ただ言うのではなく、「忙しいところ悪いんだけど、これやってくれるかな」と一言添えるだけで、印象は違います。これは職場でも家庭でも使えそうなテクニックですね。

今回教えていただいたことに共通するのは「相手の立場で考える」という視点。この視点が、職場の人間関係を円滑にし、仕事をスムーズにしてくれます。

皆さんの職場でも「あの人と合わないな」「この環境やりづらいな」と思うことはありますよね。ですが、人間関係がギクシャクして本来の仕事に影響が出てくるのは、できればさけたいところ。そんな時は看護師の対人テクニックを思い出してください。小さなことですが積み重ねることで、周りの環境もちょっと変わるかもしれません。


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■取材協力:リクルートの看護師求人・転職パートナー「ナースフル」

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