しかし風水では全く違う発想があり、贈り物をするのは良いが「ハンカチは贈り物にふさわしくない」と考えられています。それはなぜでしょうか? 風水の盛んな中国では、ハンカチは「涙」を拭くもの、という観念の方が強いのです。
風水でハンカチをプレゼントすると言う事は、「永遠の別れ」「不運」を指します。ですから、さしあげた相手に「永遠に別れましょうね」「不運が訪れてね」と言っているのと同じと考えられ、失礼にあたるわけです。
と、考えると私の箪笥の中は「不運」の塊のように感じますが。日本ではそういった発想がないため、丁重にいただききますよね。しかし、実際、こんなにたくさんハンカチをいただいている私ですが、よく考えるとハンカチを下さった人と確かに疎遠になっていると思います。相手はそんなつもりはなく下さっているのでしょうが…。
もちろんお母さんが子供や旦那様のために「ハンカチを購入してきた」というのは全く問題ありません。使用するために必要で購入していますから。あくまでも、他人が誰かにプレゼントするハンカチだけに限られてきます。