ほぼ原音で上映されるMISIAのライブが凄い! 王様席で「つつみ込むように…」感涙視聴
大画面で無料視聴できるという点が魅力だが、一番のポイントは上映される素材が特別仕様になっているということ。素材は通常のCD、およびブルーレイで再現される音質よりも高い96kHz/24bitで、かつ非圧縮。ライブ会場の音を切り取ってそのままOPUSに持ってきたといっても過言ではないほど、ほぼ原音に近い。
その魅力を損なわないために、スピーカー「SS-AR1」の配置にもこだわりがある。ソニーのロケーションプランディングマネージャーの戸野本理代さんは「今回は特別にSS-AR1スピーカーを4台、サブウーファーSA-NA9ESスピーカーを2台、アンプTA-DA5800ESによって、会場の中心でMISIAが歌っているようなセッティングにしています」と言う。
それは、例えば左側に配置されているスピーカーに近い席に座ったとしても「MISIAの歌声がハッキリと聴こえるように画面と音の関係を配慮した」ということだ。
実際に視聴してみると、まさに戸野本さんの言葉通りで、どの席を選ぼうとも映像の見え方と音の聞こえ方に違和感がない。さらにそれぞれの楽曲のイメージをスピーカーが的確に捉えるかのごとく、MISIAの名曲の数々をさらに名曲たらしめんとする。
アップテンポなロックナンバー「THIS IS ME」は重低音が吹きすさぶ風のように全身を襲い、臨場感を演出。楽器ひとつひとつにスピーカーが割り振られているような印象で、4台で表現しているというのが嘘の様だ。
バックダンサーの激しい動きや、様々に色を変える照明などをくっきりはっきりと表現するクオリティーの高い映像にも目を奪われる。代表曲「つつみ込むように…」はニューバージョンでのパフォーマンスで、リズムを刻むベースがクリアに響き、同曲の素晴らしさを再び体感。まさに音に“つつみ込まれるように…”感じられる。