BoAが新曲で描いた“恋のアフターストーリー”とは

そうした意識の変化は、2011年末から昨年4月まで審査員として出演したオーディション番組『K-POP STAR』の影響が大きいと語る彼女。韓国ではデビュー以来、いわゆるトーク、バラエティー番組への出演をしてこなかっただけに、自然体でテレビに映るBoAの姿や発言は視聴者に大きなインパクトを与え、関心を集めたという。

BoA:私がすごくシンプルなメイクで座って喋るところを韓国の人は初めて見たと思うんです。そういうBoAを見て新鮮に思ってくれる方も多かったし、自分も今の年齢になって、もうちょっとナチュラルなイメージの方がいいかなと思って。

かっこよさというのはパフォーマンスを見る人が決めることだなって思ったし、かっこよく見えるために無理やりメイクしたり、必要以上に着飾ったりすることは今はしない方がいいかな。

■いつの日か今が思い出になってそんなBoAが「Only One」で切り取ったのは、それぞれの道を歩むことを決めた男女の別れのシーン。特に印象的なのは<いつの日か今が思い出になって>から始まる歌詞の最後のブロック。一つの恋のアフターストーリーを描くことで恋を重ねていく女性像が等身大で表現されている。


BoA:そこの歌詞は好きだし、絶対入れたかったところ。別れてすぐは大変かもしれないけど、いいことも悪いことも時間が経てばいい思い出になってると思うんですよ。だから、私も違う恋をするだろうし、あなたも私の記憶が薄まっていくんだろうけど、この恋は素敵でしたねっていう終わり方にしようと。

私も20何年間生きてきて、悪い思い出もあったし、いい思い出もあったけど、悪い思い出の方が長く残るし、意外と笑える話になるんですよね。あんなバカなことあったよなぁ、みたいな(笑)。

この楽曲のミュージック・ビデオでは、マドンナやジェニファー・ロペスなどの振り付けを手掛ける2人組の振付師ユニット、ナッピー・タブスがダンスパートを担当。歌詞のストーリーや情感をダンスで表現するリリカルヒップホップという手法が取り入れられている。

BoA:この曲を振り付けるんだったら、映画「COBU 3D」で一緒に仕事をしたナッピー・タブスにリリカルヒップホップをやってもらいたいなっていうイメージがあったし、別れの曲なので曲の途中でカップルダンスを入れたいなって。


今回のミュージック・ビデオは自分が一番上手なことをナッピー・タブスに引き出してもらえた感じ。でも、(リスナーは)そういう風に踊る私を見たことがないだろうから新鮮じゃないかと思います。


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