東方神起、ニューアルバム&ライブへの思い“Time=1秒も一生も気持ちを込めて”
歌詞のテーマも男指数がアップした。今の時代の男らしさを問いかける「BLINK」は東方神起初の男性へのメッセージソング。「Fated」ではタフに生き抜く男の強さと儚さを描き、二人がはしゃいだ感じで楽しげに歌う「Rat Tat Tat」では童心を忘れないでとメッセージする。
禁断の恋を描いた「I Know」やプライドの高い男性の恋愛模様を描いた「Catch Me -If you wanna-」も、これまでのラブソングとはひと味違う趣向。男のジレンマや苦悶、もどかしさを包み隠さず表現している。
ユンホ:「前作よりもっと男の深みが出たんじゃないかと思います。男性の方も共感しやすい曲を集めて東方神起が進化してるところをみせたかったんです。東方神起がこれからどういう新しい面をみせていくか、そのプロローグでもあると思います。」
さらに、時勢を背景にした歌詞や、ヒューマニズム/ヒューマニタリニズムをテーマにした楽曲が多いのも特徴。
「Humanoids」と「ANDROID」はどちらも“人型ロボット”を意味するタイトルだが、前者は未来から現在へタイムトリップした設定で未来への道は自分たちが切り拓くんだと伝える曲。
後者は現在の情報化社会に警鐘を鳴らし、人間らしさを見直そうと歌っている。本作で最も攻撃的で未来的で野性的なサウンドデザインになった「Y3K」は、西暦3000年が舞台。明るい未来を作るのは現代の僕ら、だからこそ常に志を高く本物をめざしていこうと骨太なメッセージをおくる。
スタジアム級のUKロックバンドがやりそうな力強くてメロディアスなバラードに仕上がった「One and Only One」は、今までの東方神起になかったタイプの曲で、人類愛がテーマ。