オダギリジョーから溢れる“包み込む優しさ”の秘密は? 『午前3時の無法地帯』インタビュー

■多賀谷は商社マンの設定のわりにはサンダルを履いていたりとラフな印象がありました。監督とは事前に役について相談をされたのでしょうか? ほとんどなかったです。きっと僕に任せてくれていたんじゃないかと思います。2人の監督ともに同世代という事もあり、原作を読んで“多賀谷はこんな感じ”というイメージはそんなに温度差もなく、共通したポイントが持てていたのかもしれません。

オダギリジョーから溢れる“包み込む優しさ”の秘密は? 『午前3時の無法地帯』インタビュー
■山下監督は、「多賀谷は素のオダギリジョーさんのようだった」と語っていましたが、自分の中にあるものを引き出した、あるいはないものを監督から要求されたということはありましたか? 素に近いかどうかはわかりませんが、確かに自分の中にああいう一面もあると思います。だからその部分で演じれば“多賀谷っぽさ”になることはわかりました。

■山下監督と今泉監督の共同監督でしたが、現場には監督が2人ともいらっしゃいましたか? そういうこともありましたが、基本的には話によって担当が分かれていたんです。それでも山下監督の回に今泉監督が見学に来たり、逆に今泉監督の回に山下監督が来たりすることも多々ありましたね。
だからといって、口出ししたりアドバイスをしたりすることもなく、お互いに尊重し合っているという感じに見えました。

■山下監督との撮影はいかがでしたか? 「深夜食堂」という深夜にやっていたTV番組で山下監督とはご一緒したことはあったのですが、ちゃんと仕事をするのは今回が初めてでした。山下監督はすごくこだわる、ねばる人だなという印象。何回もテストを重ね、本番も重ねるというスタイルをとっていて、想像以上に役者を追い詰めるタイプだったのが意外でした。

監督でも色んなタイプの方がいらっしゃいます。意外だったのは、山下監督はどちらかというと1テイク目のリアリティを好むタイプなんじゃないかと思っていたから。ただ、それも作品によるでしょうけどね。


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