口内リセットで食事をもっとおいしく! 食事中の飲み物は水がオススメ
おいしい食事は、日々の生活の中の大切な楽しみ。でも、家族や子どものために毎日料理をしなければならない主婦の人は大変なよう。既に結婚して、ママになった女友達は、料理が苦手なのも手伝ってかなり苦労しているみたい。
料理にコンプレックスを感じている彼女のために、おいしく食事を取る方法について調べてみると、味博士こと鈴木隆一先生(AISSY株式会社代表取締役社長、慶応義塾大学理工学部共同研究員)が「味覚」についていろいろ面白い研究をされていることを知った。
“おいしさ”というのは、味を感じるためのセンサーである味蕾で感じた味覚だけでなく、視覚や嗅覚、経験やそのときの感情などによって複合的に感じるもの。おいしい、まずいの判断には、味蕾で感じた味覚と、その他の感覚や記憶、雰囲気などあらゆる要素が必要になってくるそう。
そして、おいしく感じるために大切なのは、味のコントラスト。赤ちゃん以外の人は、同じ味が続くと飽きてしまうものだそう。それは感情的なものだけでなく、味覚そのものにも影響があるから。そこで、スイカに塩をかけたりするように、味にコントラストをつけることで、同じ食べ物でもおいしく味わうことができるという。これを利用しない手はない。
たとえばカレーライスや丼ものなどの食事をしていて同じ味が続いても、飲み物を飲んで口内に広がった味をいったんリセットすれば、再び次の一口がおいしく食べられるという。そのときクセのない水ならば、次に食べる薄味も壊さないし、どんな味とも相性抜群だという。
食事のときはお酒やお茶を飲んだりすることが多いけれど、お水がいいんだ。これはちょっとした発見かも。ぜひ友達に教えてあげよう。それから、好き嫌いが多いと嘆いていた子どものために、好き嫌いを克服する方法も。