倉科カナの清々しい笑顔の秘密に迫る! そのマインドを、頑張って働く独身女子に伝授
映画監督の岩井俊二が音楽を提供していることでも話題の、映画『遠くでずっとそばにいる』。事故で10年間の記憶を失ったヒロインの朔美が、その失った10年間を探っていく中で、予想もしていなかった未来を突き付けられる姿を描く。
朔美は27歳にもかかわらず、記憶と気持ちは17歳。無邪気にはしゃぐ一方で、記憶を失うきっかけとなった事故の衝撃的真相にたどり着き、打ちひしがれる。そんな難しい役どころに挑んだのが、久々の映画主演となる倉科カナだ。
なぜ彼女は事故にあったのか? 観客はそれを朔美と一緒に追っていくことになる。朔美以外の登場人物は真相を知っているため、映画は冒頭から不穏な空気をまとっている。だが、そこに倉科演じる朔美の無邪気な笑顔が映ると、スクリーンには花が咲いたかのような明るさが宿る。
その笑顔の清々しさは無意識のうちに倉科自身から発せられた、演技を超えたものである。