海外旅行では現金よりクレジットカード? 盗難・紛失被害に遭わないためには?
夏休みも近づき、計画を立て始めている人もいるのでは? 国内や国外、どこかに旅行に出かけるのは、夏休みならではの楽しみですね。今年の夏休みは、海外への旅行者が最大になると予想されているようです。せっかく長期で休みがとれるなら、やっぱり海外旅行はいいですよね。
ただ、海外は日本国内と違い、安全面で心配がいろいろあるのも事実です。株式会社トラベルジャーナルが、2013年のゴールデンウィークを前に、2012年に海外旅行を経験した全国の20~70代の男女19,073名※に対し、インターネットで実施した「海外旅行でのトラブルに関する調査」にも、それは表れているようです。
※調査の総サンプル数19,073人のうち、旅先で何らかのトラブルに遭ったと回答した人の中から抽出した1,000人に対し、詳細調査を実施
2012年に海外旅行をしたと回答した19,073人のうち、旅行先で何らかのトラブルにあった人は約8.6%にのぼったそう。これを、2012年の日本人海外旅行者数1849万人に当てはめて計算すると、実に約159万人もの人がトラブルに遭遇している計算になるから驚きです。
トラブルの内容としては、「私物の盗難・紛失」が全体の約75%を占めるとか。盗難・紛失品の中で一番多かったのは現金で、トラブルに遭った人の約35%が現金を盗難・紛失しているそう。実際に失った現金の平均金額は1人当たり3万5,000円だったというから、日本国内で旅行した場合と比較すると大きな数字ですよね。
これらの現金の盗難・紛失被害総額は、1年で約152億円という結果になるといいます。この金額は振り込め詐欺の昨年1年間の被害総額155億円に匹敵するので、驚くべき金額です。