■基礎体温で分かるコト基礎体温をグラフにすると、低温期と高温期の2層に分かれます。個人差はありますが、一般的には低温期が約2週間、排卵を挟み高温期が約2週間、そして月経開始とともに再び低温期へ、というリズムになります。
基礎体温を測ると自分の月経周期が分かるので、次の生理が来る時期や、生理前の体調が悪くなりがちな時期を予測することができ、旅行の予定などを立てるのにも役立ちます。
また、きちんと排卵できているかどうかや、排卵前後の妊娠しやすい時期の目安を知ることもできます。
基礎体温は、万が一婦人科系のトラブルがあった場合の早期発見にもつながります。体温の変化が2層になっていない場合は無排卵月経、生理中にもかかわらず高温期が続く場合は子宮内膜症の可能性があります。
体温のリズムに疑問を感じたら、できるだけ早く婦人科を受診するようにしましょう。
■体のリズムを知って効果的な美容法を基礎体温は、ダイエットや美肌にも大きな関わりがあります。
生理が終わってから排卵までの約1週間は、ダイエットにおすすめの「ヤセ期」。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンの影響で代謝が上がり、体が自然に余分なものを排出しようとする時期です。
逆に、生理前から生理中は、むくみやすく体重が増えやすい時期。気持ちも不安定になりがちなので、ダイエットにはあまり向きません。美肌ケアも、体のリズムに合わせることでより効果がアップします。
生理後から排卵までのエストロゲンの分泌が多い時期は、1ヵ月の中でもっとも肌コンディションが良くなります。髪のカラーリングなどの刺激のあるケアや新しい化粧品を試すのはこの時期がおすすめ。
一方、排卵期から1週間は、プロゲステロンという女性ホルモンの影響でニキビや皮脂の過剰分泌などの肌トラブルを起こしやすい時期。
肌が敏感になっているので、なるべく刺激を与えないケアをするようにしましょう。
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