YUKI「STARMANNはいつでも私を踊らせてくれる存在」2013年第一弾シングルインタビュー
YUKI:本当に素敵な巡り合わせだったので、ドラマの脚本を読ませていただいて、すぐに“スターマン”をキーワードにした制作を始めました。
ドラマのストーリーが、広末涼子さん演じる主人公・佐和子が星男(福士蒼汰)に恋をする物語だったので、ラブソングにしたいとか、70年代のグラムロックのような雰囲気を持ってはいるけれど、ラブソングにするのであればR&Rではなく、緩やかなテンポを持っていて、メロディがちゃんと聴こえてくるミディアムな曲調にしようとか。
ドラマの脚本からどこまで世界観を膨らませることができるのだろう、どうすればドラマと主題歌の関係をもっと仲良しにできるんだろう、と考えるのがとても楽しくて、いろいろなアイディアが出てきました。
Excite:久しぶりの生バンドでのレコーディングはいかがでしたか?
YUKI:今回のレコーディングは、ギターの名越由貴夫さん、ドラムの(河村)カースケさん、ベースのKANAMEさん、弦一徹ストリングスと、本当に素敵なロックなメンバーが集結して、私が思い描いていたサウンドのイメージを具体的に形にして下さいました。ギターが何本もハモっていく感じは、グラムロックに対するオマージュが入っているんですよ。
そこに気づいた人は、ニヤリとしてしまうかもしれないですね。ストリングスの音は、どんどんバイブレーションが広がっていくような感じも、とても気に入っています。
Excite:歌詞のイメージも早い段階から浮かんでいたんですか?
YUKI:そうですね。
“STARMANN=音楽”というふうに置き換えて、音楽に恋をした女の子が主人公の歌詞にしたいと思って書き始めたら、どんどん面白くなってしまって。あっという間に書いてしまいました。
星男に出会い、彼に恋をしてしまった佐和子が、いつまでも星男のそばにいたいと願う気持ちと、音楽に恋をしてしまった女の子にとって“STARMANN”はいつでも自分を踊らせてくれる存在だから、どこにも行かないで、と願う気持ちを重ね合わせた「STARMANN」の歌詞は、強力な恋の物語になりました。