倍返し? 女上司の酷過ぎるパワハラ! 映画『パッション』デ・パルマ監督インタビュー
巨匠ブライアン・デ・パルマ監督が手掛ける最新作『パッション』。広告業界を舞台に女性同士の危険なパワーゲームを描いたサスペンスだ。
美しい容姿からは想像もつかない、レイチェル・マクアダムス演じる女上司がパワハラ攻撃で部下・イザベル役のノオミ・ラパスを徐々に追い込んでいき、破滅へ向かわせるその魔性はかなりリアル!
そんな野心、欲望、嫉妬が渦巻く凄まじすぎる女の世界を、美しい化粧の下に見事に再現したデ・パルマ監督に話を聞いた。
Q:原作では、中年の上司と若いアシスタントだったが、ふたりを共に野心を抱く同世代の女性たちに変更した理由は? 物語に引きつけられた。サスペンス・スリラーだったからだ。僕にとってビジュアル的な語り口にもってこいのジャンルだ。楽しめる要素がたくさんあると思った。
ふたりは競争心が強く、相手を思い通りに操ろうとするところがある。物語が進むにつれ、彼女たちは相手に対してあらゆる種類のパワープレイを使っていく。官能プレイや心理プレイを使い、自分のポジションを固めようとするんだ。