私達は毎日当たり前のように、食事をし、時には間食をし、胃もたれをしたり、二日酔いをしたりすることだってあります。ダイエットのためにいかに目の前の食べ物を我慢するかと必死になっている私達の姿を一昔前の日本人がみると、なんと羨ましい贅沢な時代なのだと驚くことでしょう。
■「消化」は過酷な作業こういった食生活が続くことで、私達は消化器官を休ませることがないので、体内では、食べ物の消化作業が永遠と続きます。体内の全エネルギーの8割が消化に使われているといわれています。
■デトックスが必要な時代食べ物に困らない飽食の時代に生きている私達は、日々食しているものが負担になっているかなど、考えることもないでしょうが、消化に負担がかからない量や内容を見極めて食事をしている人は少ないのが現状です。
さらには、知らず知らずのうちに体内に入れてしまっている、加工食品からの添加物、お魚に含まれる水銀などの有害ミネラル、コンビニ弁当の容器からの環境ホルモン…。
また、食べ物以外であれば、化粧品などからの界面活性剤なども。思っている以上に私達は、消化器官、解毒器官を酷使し続けているのです。
人間の体には有害なものを吸収しないようにする解毒作用がありますが、これだけ多くの有害物質に囲まれていると、いくら解毒をしても追いつきません。吸収されずに体内に残った有害物質は脂肪に蓄積されてしまいます。
ある時、食に目覚めて体に優しいものを摂るようになった! という方も今までのうん十年間の蓄積はどうしたらいいのでしょうか…。
汗をかいてデトックス、という言葉も聞きますが、実際はそんな簡単にでていってはくれません。その今までの蓄積をしっかり体外へ排出してくれる嬉しいデトックス法が、今話題のファスティング(断食療法)なのです。