喪中はがきを受け取ったらどうすればいいの? 意外と知られていない年賀状のマナーとは

12月も近付き、そろそろ年賀状の準備を始める頃ですね。喪中はがきも届き始めているかもしれません。毎年のように誰かからは届く喪中はがきに対して、どのような対応をしていますか?

喪中はがきを受け取ったらどうすればいいの? 意外と知られていない年賀状のマナーとは
喪中はがきが届くと、その相手には年賀状は送ってはいけないと思う人が多いかもしれません。(株)ネオマーケティングによるインターネット調査でも、喪中はがきが届いた相手には、3分の2に当たる人が何も出さず、何か挨拶になるものを送る人を大きく上回りました。

その一方、自分が喪中のとき、年賀状が来なくて「さみしかった」人は6割強(62.1%)で、喪中のとき、自分は出していなくても、年賀状をもらって「うれしかった」人は37.9%となっています。

葬儀相談員の市川愛さんによると、実は喪中のときでも、年賀状を受け取ること自体はマナー違反ではないそう。ですから、喪中はがきが届いた相手にも、年賀状を送ってもかまわないのです。

ただ、新年を喜ぶ「年賀」という言葉が気になるという人も多いかもしれません。そこで、新年のあいさつ状としての「年始状」、もしくはお見舞いの気持ちをお伝えする「喪中見舞い」を出すことを市川さんは提案しています。配慮とお悔やみの気持ちを示すことが大切なのですね。

喪中の人に対して送る場合は、新年を喜ぶ年賀状というよりは、年始に出す「喪中見舞い」「年始状」という性格のものと考え、文例としては「お悔み」のお手紙の簡略版や、遺族を励ます便りと考えるのがいいそう。

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