どんな時も揺るぎないしあわせをゲットする「しあわせ脳」になる方法・前編【黒川伊保子】
もちろん、何かの目標を立てて頑張り、「一時的な高揚感」を味わうのも、脳にとっては大事な刺激。ただし、そればっかりになってしまうと、脳は本来の力を発揮できません。本来、脳には、自らを幸せに導く「無意識の力」があるにもかかわらず…。
「しあわせ度」を測るチェックには、先ほど紹介した5個も含め、全部で15個あり、それら全ては、脳科学者の黒川伊保子先生の著書
『しあわせ脳練習帖』に掲載されているので、気になる方はぜひチェックしてください。
この本に「しあわせ脳」になるための方法が細かく説明されていますが、ここでも「しあわせ脳」とは何かを簡単に紹介したいと思います。
「しあわせ脳」とは、ホルモンバランスがよく、好奇心があって集中力があり、直感がよく働く脳のこと。
知ってますか? 「好奇心」を創り出すホルモン、「集中力」を創り出すホルモン、”出逢い力”を支えるホルモンがあるということを。すべて脳内で分泌される、脳内神経伝達物質と言われるホルモンたちです。
みずみずしい感性のある人が、モテないわけがない。けれど、「みずみずしい感性」を作ってくれる「溢れる好奇心」と「しなやかな集中力」は、ホルモンによってもたらされます。
さらに、「いい男」をキャッチするのは、主に嗅覚の仕事なのだとか! 体臭に含まれる、フェロモンと呼ばれる匂い物質は、遺伝子の免疫抗体の型の情報にリンクしていて、ヒトは特別な嗅覚細胞を使ってこの情報をキャッチし、「このフェロモンの持ち主」が、つがうのにふさわしいかどうかを瞬時に判断し、恋に落ちるのだそうです。
そのフェロモンチェックを自覚できるかどうかは、右脳(感じる領域)と左脳(顕在意識)をつなぐ神経線維の働きのよさにかかっているのです。つまり、直感力で嗅ぎわける、というわけです。