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ロリータ衣装でヌンチャク技を披露するショコタン、中学時代の黒歴史が役作りに必要だった

ウーマンエキサイト
■ヌンチャクアクションも披露していますが、あれは私物なんですよね!



あれは、中学のときに自分でこしらえたものですね。
そもそも、井口監督もアクションシーンでヌンチャクを使うイメージがあったので、黄色いもの、黒いもの、鎖のカッコいいものなどを用意してくれたんです。でも、私がいつも持っているピンクのヌンチャクを見た瞬間に、『じゃ、これでいきましょう』と言ってくださって……。これが偶然にも、今回着ているロリータ衣裳にピッタリなんですよ! 


ロリータ衣装でヌンチャク技を披露するショコタン、中学時代の黒歴史が役作りに必要だった

ヌンチャクで戦うシーンはアクション監督の宮崎(剛)さんに指導していただきました。ゾンビをなぎ倒していくシーンがあったから、ダメ子がダメ子だけなじゃく、ヌイグルマーに変身する強さを秘めていることを表現できたのでうれしかったです。



ヌンチャクは隠し芸大会でプロの方に指導を受けたこともあるし、それこそ実家の壁に穴が空いているくらい、ひたすら振り続けているので、久々感はまったくありませんでした(笑)。しかもそのアクションを宮崎剛さん率いるJAEのメンバーとできたこともまた私にとっては喜びの極みでした。



私の想い出の品が映画という媒体に残るなんて……それでだけで、すべてが成仏しています。



■中川さんがよくおっしゃっている、この映画に詰まっている“ステキ”。
ぜひ具体的に教えてください。




とにかく、てんこ盛り、メガ盛りもいいところ。それこそ盆とクリスマスと正月と、特上ステーキと特上寿司と、大トロといくら、ウニと……って、寿司ばっかりになっちゃったけど(笑)、贅沢な何段重ねのお重みたいに「世界のステキ」がいっぱい詰まっています。



特撮ヒーロー、ピンク、フワフワ、女のコがいっぱい、ヌンチャク、イケメン、ゾンビ、ファンタジー、夢、愛、ロマン、友情等々……とにかく素敵がいっぱい詰まったカオスな映画です。女の子に見てほしいなってすごく思うんですけど、なぜなら女の子って戦隊ものでは男たちのなかのひとりだったり、ヒーローに守られヒーローを支えるヒロインだったりしますよね。でもヌイグルマーは女の子が女の子を守るために女の子に変身するんです。“かっこいい”“強い”だけじゃなくて“かわいい”も兼ね備えたヒーローっていうのは、特撮の歴史のなかでも今までになかったと思います



■劇中では「BABY,THE STARS SHINE BRIGHT」のロリータ衣装を着ていらっしゃいますよね! 中川さんが選んだんですか?



衣装合わせのときにいろんなロリータを着て、ロリータっていい塩梅を見つけるのが難しいのかなと思ったんですけど、この衣装を見た瞬間にもうこれしかないって全員一致でなったんです。世界に一着のBABYのものなので。
ゴテゴテなんですけど、これを着るとシャキッと強くなれる気がしますね。これを着てカレー屋のバイトをするシーンがあったので、カレーが飛び散らないようにとか、ゾンビの血が付かないようにとか、すごく気を付けながらやっていました(笑)。



ロリータっていうのも、日本のポップカルチャーの一つなので、例えばゾンビが好きでロリータが好きなフランスの方とかにも観て欲しい映画ですね。ファッションでも共感できる特撮っていうのはなかなかなかったと思います。


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