どうして仕事がうまくいかないの? 「無邪気な脳」になれば解決!?【黒川伊保子】
仕事を一生懸命がんばっているつもりなのに、なぜかうまくいかない、そう思っている人はいませんか。せっかくがんばっているのに、とても残念ですよね。でも、そこには、「脳」の問題が関係しているのかもしれません。どういうことなのでしょう?
人工知能(AI)の開発にたずさわり、脳機能論を用いた語感分析法の第一人者の黒田伊保子先生いわく、本当の勝ち組に入るには「無邪気な脳」が必要だそう。
「無邪気な脳」とは、純粋な好奇心にあふれ、萎えない意欲を持ち、穏やかな達成感を感じやすい脳の状態のこと。また、脳が無邪気である以上、身体性も兼ね備えているはずなのだとか。
では、どうすればそのような「無邪気な脳」になれるのでしょうか。黒川先生は著書
『「無邪気な脳」で仕事をする』の中で、その方法も紹介しています。
■「無邪気な脳」になるためにやりたいこと早寝早起き朝ご飯の習慣をつけましょう。これは、”脳力”をあげる生活習慣です。この生活習慣を続けると、メラトニンとセロトニンというふたつの脳内ホルモンの分泌がよくなり、「無邪気な脳」に育ちます。
また、他人をどう幸せにするかを徹底的に考えましょう。自分の顧客を幸せにすることを考えれば、結果として自分も成功します。
なぜなら、自分の成功を考えるだけでは、左脳の論理空間が立ち上がり、計算高くなるけれども、顧客の幸せを考えれば右脳と左脳が連携します。
そうして脳の概念空間が広がると、発想力も広がり、世の中を大きく捉えるとともに、代替案がいくらでも出てくるようになるのです。