ネガティブ思考がマイナス事象を引き起こすワケとは? 【黒川伊保子】
とはいえ、嫌なことだってありますよね。そうしたら、「嫌だな」は一回だけ言ってもいい。「かもしれない」とか「こう思っているに違いない」などの推測はだめ。
そして、一緒に噂話に興じるのではなく、「あなた、他は潔いのにその件だけはだめよね、しっかりしなさいよ」と鼻で笑ってくれるクールビューティーな女友達に吐き出すのが理想です。悪口を増幅、ネガティブな想像の増幅をする女友達と仲良くするのは避けましょう。
それから、言葉はもちろんですが、ネガティブな考えもやめましょう。同じ思考をするとその回路に電気信号が流れやすくなり、ネガティブのクセがつきます。そうすると、人のマイナス点ばかり目につくし、つい入ったお店がネガティブなお店だったりしてしまいます。
「いい男がいない」といつも思っていたら、本当にいい男は周りに来ません。また、仕事のシーンやゴルフなどでミスをしたら、ずっとそのことばかり考えているのはダメ。それを思い出した瞬間に、失敗した回路に電気信号が上書きされ、流せば流すほどそこの回路が太くなり、そのミスにとらわれてしまいます。失敗したことの分析は一回だけにして、あとは成功イメージだけを思うのがポイントです。
最初は、ポジティブに考えることが難しいかもしれないけれど、これもエクササイズ。嘘でもいいからそういう思考にすると、心にクセがつくから大丈夫。脳が悪い記憶を消すまで要する時間は49日。
1週間でも効果を感じられますが、最低でも49日は試してみてください。
すると、気持ちがピュアになるだけでなく、いい出会いやいいことが起こるようになるはずです。
特集:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方
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