「腹に落ちる(腑に落ちる)」感覚を身につけて身体も心も健康に!
心から納得したときの「腹に落ちる」感覚。(一般的には「腑に落ちる」とも言われているけれど、正しい日本語では「腹に落ちる」「腑に落ちない」の二通りの使い方に限定され、「腑に落ちる」「腹に落ちない」はないのだそうです)ストレスがふわっと消えて、とっても気持ちがいいですよね。これって、脳にも身体的にもいい状況にあるのだと、人工知能(IA)開発の第一人者であり、脳科学者の黒川伊保子さん。
私たちの脳は、「そうか、なるほど」と腹に落ちたとき、つかみや直観に関わる小脳という場所が活性化します(つかみがよくなければ、腹に落とせないですからね)。小脳がポジティブに何かを掴んで活性化すると、免疫を司る小腸が刺激されると言われています。これがまさに「腹に落ちる」の正体なのです。
脳は、ものごとを認知してジャッジする器官。小腸の内壁は「自らものを考えている」とも言われているのです。
ものごとが明確になり、腹に落ちれば、その機能を全うした気持ちよさがあるはずです。逆に言えば、腑に落ちないことを無理やりやらされることほど辛いことはありませんよね。
腹に落ちれば、免疫力が上がるわけですから、風邪も引きにくくなります。また、多少無理をしても、疲れを感じにくく、健康で頑張れることになります。逆に言えば、腑に落ちないことで無理をさせられたら、疲労感が抜けず、メンタルダウンにつながることも。
仕事のみならず、腹に落とすことは、命としての強さを維持していくためにも大切なことです。ただ、最近は他人の目を気にして、いい子ちゃんでいたいがために、腑に落ちないことでも頑張っている女子が多いのが気になりますね。そうすると、どんどんストレスが溜まっていき、脳にも腸にも良くない。
自分が「これだ!」とつかんだことを大切にしてほしいと思います。