苦手を克服してほしい時の伝え方、リーダー編その3【伝え方が9割】
52万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。13回目のリーダー職に就く女性のお悩み編では、「部下が『苦手だ』と思っている仕事を克服してほしい時の伝え方」について回答していただきます。
■5. 部下が『苦手だ』と思っている仕事を克服してほしい時の伝え方部下の得意分野を伸ばすことも大切ですが、苦手な分野でも最低レベルには到達してもらいたい、というのが上司の本音ですよね。ある程度のレベルをこなせないと、業務に支障をきたすのは目に見えていますから。
ですから、「ダメもと」というコトバは使わないようにしましょう。「山田さん、ダメもとでいいから頑張ってみて」という伝え方は一見、励ましているような印象を与えますが、ダメもとのつもりで取り組むと、本当にダメになってしまうケースも多いからです。
では、どういう伝え方をすれば効果的かと言うと、ポイントは、「やり遂げることを目標にして、動いてもらうコトバ」を取り入れることです。