メルコ・クラウンと芸術大学がコラボ? 日本の芸術や文化にますます注目
東京藝術大学と聞くと、敷居の高そうな難しい芸術を研究し、作品を生み出している特別な場所という印象を受けがちですが、それだけではないようです。アジアにおける総合リゾート開発・運営会社のメルコ・クラウン・エンターテインメントと、国立大学法人東京藝術大学とコラボすることが決定したそう。
これは、4月9日に発表された両者のコラボレーションプロジェクト「AURA」のこと。「AURA」とは、革新的芸術文化都市(Alternative Urbanism Reorganized by Arts)の頭文字をとったもので、日本の芸術文化の発展と継承を目的としたプロジェクト。
AURAは、新しい都市のあり方を探究するリサーチ、さまざまな社会貢献活動を実践するアクティビティの2部門から構成されているとのこと。これらが両輪となって有機的に連携し、活動の輪が広がるように研究プロジェクトを推進していきたいと考えているのだとか。
リサーチでは美術、音楽をはじめ舞台、映像、言語、空間など多岐にわたる表現分野を横断的かつ包括的に捉え、芸術文化が骨格となって形成される都市のあり方や可能性を探求することを目的とするそう。一方、アクティビティでは、東京藝大とのコラボレーションにより、日本、そしてアジアの芸術文化の継承と発展に貢献するさまざまな活動を行っていくとのことでした。
メルコ・クラウン・エンターテインメントの共同会長兼CEOのローレンス・ホーさんは、もともと日本に感銘を受けていたそうで、これまでも日本においてさまざまな文化的、教育的活動を支援してきたのだとか。
彼は、「日本は世界的にも認められている文化を重んじる国であり、私も日本の美しい文化に大変感銘を受けております。このたびは、素晴らしい日本の芸術文化の継承と発展にできる機会を与えて下さった東京藝術大学に大変感謝しております。当社はこれからも、価値ある活動を展開していきたいと思っております」とコメント。