面白い話をしなくてもいい!? 初対面で印象を残す言葉の伝え方その2【伝え方が9割】
前回の取引先&社内の初対面の方への対応に悩む女性からのお悩み編では、「仕事関連で親しくない相手をほめたほうがいい理由と、上手なほめ方」と「『すごいですね!』『いいですね』という言葉でも相手に響く伝え方はあるか」に関してお答えいただきました。15回目は「初対面で印象を残す言葉の伝え方」について回答していただきます。
■3.初対面で印象を残す言葉の伝え方初対面の人と話をしたら、誰でも「あの人と話すのは楽しい」と思ってもらいたいですよね。ですが実は、そういう印象を残す大抵の人は、自分はしゃべっていません。人は自分が心地よく話をできる相手に対して、「この人と話すのは楽しい」と感じるものなのです。
ですから、自分から面白い話をしなければとプレッシャーを感じる必要はありませんし、どんどん話題を提供する必要もありません。相手が興味を持っていることに対するネタを、1~2個、仕入れて振ってあげれば十分です。内容に関して深い知識を事前に勉強することも不要です。
相手が興味があるか誇れる内容を話題に上げれば、あとは相手がどんどんしゃべってくれます。
この方法で話題が続かなくなる人もいますが、それは感想のみを伝えているから。会話をつなげるポイントは、「How」で質問することです。「それ、どうやってるんですか?」など、「How」で質問し続ければ、会話が途切れることはありません。この方法は私がテレビ番組で司会をすることになった時、野球解説者の古田敦也さんに教えていただきました。