■不安ケース2 インフレだっていうけれど、大丈夫?インフレとは、現金の価値が下がること。アベノミクス経済政策では「物価上昇率2%」を目標にインフレ政策を進めている。「物価上昇率2%」ということは、今まで1万円で買えていた商品が1万2千円を支払わなければ買えなくなるということ。
「実は、お金は“額面(お札に書かれている金額)”でとらえるのではなく、“そのお札と交換できる価値は何か?”を考えてみると、正確な価値がみえてきます」と竹下さん。今の20代~40代は“インフレ”を体験したことがない世代なので、体感としての“インフレ”を知らない。だからこそ「今までとはお金との付き合い方を変えないと、お金が目減りしてしまう」ということは心しておきたい。
■お金を目減りさせないためにお金を目減りさせないためには、“運用”も視野にいれていく必要がある。そうはいっても、主婦にとって“運用をする”という心理的なハードルは高いだろう。
だったら運用の前段階として、金利に敏感になってみよう。たとえばネット銀行の定期預金は、メガバンクの普通預金の10倍の金利がついていることもザラ。「預ける先で金利は全然違ってくるんだ」という実感を持つことが、主婦が運用を考え始める第1歩なのではないだろうか?
他、今後、金利が上がる可能性があるので、住宅ローンなどの借金は、固定金利にする。(金利が低い今の金利が長く適用されるように)。反対に貯金など金融商品は、今後の金利上昇時にすばやく預け替えができるように、今は変動金利か固定金利で期間が短いものを選んでおく、といったことも知っておきたい情報だ。
やっぱり貯金については考えた方がいいよねぇと思った人は次回に。