プレゼンが苦手な人が、実力を発揮できるようになるには? 【伝え方が9割】
58万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。第21回目は、プレゼンに関して悩んでいる女性からの相談にお答えいただきます。
【相談】プレゼンをする機会が多いのですが、緩急をつけることが苦手で、要点をまとめて伝えられないことが悩みです。(31歳/会社員)
【回答】プレゼンで実力を発揮できない人達に共通しているミスは、練習に時間を割かないこと。もしかしたら相談者さんも、ほとんど練習をせず本番直前までプランニングをして、企画書を時間ギリギリにプリントアウトして本番に挑んでいるのではないでしょうか。
私自身もプレゼンをする機会が多いのですが、いつも本番2日前までには企画書を完成させ、あとは練習に時間を費やしています。練習するかしないかで、伝わり方に大きな差が出ることを実感しているからです。
練習をする時の最大のポイントは、シチュエーションをできるだけ当日に近づけて行うことです。
席の並びやライトの位置も、当日と同じにして練習してみて下さい。これだけで当日、緊張してミスをする可能性を減らすことができます。
同時に、ご自分がしゃべっている姿をスマホなどで録画してチェックすることもオススメです。最初は上手く伝えることができていないご自分に愕然とするかもしれませんが、それを練習への意欲と精度の向上につなげることができます。また、無意識のうちに出ていた身振り手振りも修正することができます。