マタハラに負けないで! 職場で悩みを抱えている人のために全国一斉労働相談ダイヤルを実施

セクハラやパワハラ、最近ではマタハラ(マタニティハラスメント)といった言葉をよく耳にしますが、あなたの職場ではどうですか。女性が働きやすい環境が整っていますか。もしかすると職場に関する悩みを抱えている人もいるかもしれません。

マタハラに負けないで! 職場で悩みを抱えている人のために全国一斉労働相談ダイヤルを実施
依然としてセクハラやパワハラに関する相談の割合は、女性からの相談内容の約2割を占め、マタハラを含めて女性を取り巻く 3 大ハラスメントとして多の女性が悩んでいるのだとか。もしかすると身近にもそういう問題はあるかも。

今の日本では、女性が妊娠・出産後も働き続けることができる環境の整備、社会の理解は、ますます重要になっています。一方、昨年5月に労働組合の「連合(日本労働組合総連合会)」が実施した「働く女性の労働相談」では、マタハラに関する相談が多く寄せられたそうです。

5月29日に厚生労働省が発表したデータによれば、平成25年度における結婚や妊娠、出産を理由にした仕事上の不利な扱いの相談が約15%増加(前年度比)、妊娠中の健康に関わるようなマネジメントのトラブルなど(母性健康管理)に関わる相談は約19%増加(前年度比)したそうです。さらに、行政による「母性健康管理」の是正指導件数は前年度の1,957件に比べ4,101件と2倍強に増加したとのこと。まずは、相談するという一歩を踏み出すことが、大きな前進につながるんですね。

とはいっても、これらのハラスメントはセンシティブな問題で、職場の同僚はもとより、家族や友人にも相談しづらい内容であることも多く、ひとりで悩みを抱えている女性が多くいます。昨年は、労働組合の「連合」としては初となる「働く女性」をメインターゲットとした全国一斉労働相談ダイヤルを行ったところ、大きな反響がありました。

そして、今年も6月10日、11日の2日間、「連合 女性のための全国一斉労働相談ダイヤル(0120-154-052)フリーダイヤル行こうよ連合に」を実施。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。専門の相談員が秘密厳守で悩みの相談に乗ってくれます。ひとりで悩みを抱えていないで、まずは打ち明けてみることが大切ですね。

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