話がついつい長くなるのに言いたいことが伝わらない…! 【伝え方が9割】
58万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。第22回目は、話が長くなってしまう女性からの相談です。
【相談】自分の言いたいことを一番に伝えたい! と思うと、話が長くなってしまいます。ポイントがしぼれず、大切なことが脇役のように伝わってしまうことが長年の悩みです。(36歳/ヨガインストラクター)
【回答】「話が長くなってしまう」ことと、「ポイントがしぼれない」悩みを同時に解消できる方法があります。それは、事前にパソコンやスマホ、手書きなどで、伝えたいことを文字で“見える化”しておくことです。記載する内容は、箇条書きでかまいません。パーティーの壇上や結婚式などでスピーチをする人が、小さな紙を手にしているのを見たことがあると思いますが、イメージはあれです。
文字にすることでご自身が何を伝えたいかが整理できるため、ポイントをしぼりながらも話を適度な長さにすることが可能になります。文字にした内容を話をする前に目視するだけで、本番で口から出るコトバのクオリティーも上がります。
大切なことを伝える力を身につけることと、時間の長さは比例しません。毎日5分間でいいので、文字にすることを習慣化してみて下さい。相談者さんはヨガインストラクターとのことですから、伝える相手を生徒さんと想定しますと、今日作成した「伝えたいこと」は、来年の今頃も使うことができると思います。