将来子どもは何人産みたい!? 夫婦の出産意識調査を参考に将来について考えてみては?
厚生労働省から2013年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むとされる子供の数)が前年を0.02ポイント上回る1.43と発表されました。30代になって産む団塊ジュニア世代が増えているため2年連続上昇傾向だそうですが、この水準では少子化に歯止めがかかっているとは言えません。
いつかは結婚して、子どもを産みたいと思っている人は多いはずなのに、なにが問題なのでしょうか?自分の将来のためにも、いま既に結婚している人たちが子どもをについてどんな風に考えているのか見てみましょう。
タマホーム株式会社が昨年立ち上げた
「1 more Baby応援団」※が、結婚14年以下の既婚者を対象に行った「夫婦の出産意識調査2014」の結果からは、少子化にならざるをえない日本の状況が透けて見えるようです。
※日本の少子化問題を捉え、「もうひとりほしい」という家族の想いを応援する機運を社会全体に広げていくことを目指している運動体
まず、子供は何人欲しいですか?という質問には、約半数の47.0%が「2人」と回答、続いて「3人」(26.8%)となり、「2人以上」と答えた人は全体の76.7%という結果に。やっぱり多くの人が2人以上子どもがいる家庭を望んでいるのですね。
その一方で、「2人目の壁」※は存在すると思うかという質問に、なんと70.8%の人が存在すると思うと回答。2人目が欲しいと思っても、そこにハードルがあると感じている人が多いようです。
※生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以降の出産をためらうこと
「2人目の壁」を感じる理由を尋ねた結果、最も多かったのは「経済的な理由」で9割近い88.5%となりました。それ以外には、「年齢的な理由」(46.6%)、第一子の子育てで手いっぱい」(42.7%)と続きます。
「2人目の壁」を解消するためには「経済的なサポート」(86.2%)が最多でした。確かに出産後もいまと同じ収入が得られるか考えると不安になりますし、教育費にはとてもお金がかかることは独身でも耳に入ってきていますよね。