2014年7月29日 06:00|ウーマンエキサイト
京都に行ったらハズせない!“老舗の手土産スイーツ”
日本全国、有名なお菓子は多々あれど、京都のお菓子を手土産に買う時ほど心奮える時があるでしょうか? 美味しいだけじゃない!スペシャルなんです。
以前、藤原定家の子孫で歌の家として知られる冷泉家を御所の近くに取材した時、「この前の戦争で…」と言われるので、「第二次世界大戦ですか?」と質問すると「いえ、応仁の乱どす」というお答えで、思わず遠い目になってしまいましたが…そんな感じと言いましょうか。
京都の人は、天皇陛下が東京へ移られたとは思っていませんからね。たかだか100年余、ちょっと御出向中ぐらいの感じ方で…。京都は優に1200年以上ですから敵いません。まさしく日本の歴史と伝統を感じさせる京都のお菓子、先日も訪れてきました老舗3店をご紹介しましょう。
1店め:
「松屋常盤」の味噌松風は謡曲「松風」からのネーミング御所を南に下った辺りに位置する松屋常盤は、360年余の歴史を持つ老舗らしいのれんがなければ通り過ぎてしまいそうな佇まい。
店内に入ってもショーウィンドウはなく、お店の人が待ち受けているわけでもありません。京都の菓子舗はそんなお店が多いです。一箱800円(税込)ですけれど、できたら予約をしておいたほうがよいと思います。
御所はじめ、大徳寺、茶道の家元に納められてきた味噌松風は、白味噌(西京味噌)に小麦粉を練り混ぜて焼き上げたもの。素朴な甘さで香ばしい和風カステラの趣です。
昭和天皇がお好きで、皇太子もよく「お祖父様のお土産に…」と立ち寄られたとか。賞味期限は、買った日を入れて3日間。もちろんもっと保ちますが、差しあげる場合は要注意です。