電車で行ける出雲大社 相模分祠で、森と人のえんむすびを考える

今年は何かと話題の出雲大社ですが、実は神奈川県にもあるのをご存知ですか?

電車で行ける出雲大社 相模分祠で、森と人のえんむすびを考える

(c) ziggy - Fotolia.com


それが出雲大社 相模分祠“関東の出雲さん”で知られる分祠です。出雲大社といえば女性にとっては縁結びのご利益で人気ですが、この相模分祠では“人と森のえんむすび”ともいえる、さまざまな取り組みも行われています。

その一つが「千年の森 いのちの森づくり」であり、宮司自ら講師となって行われる「人と森のえんむすび講座」です。


電車で行ける出雲大社 相模分祠で、森と人のえんむすびを考える

千年の森・いのちの森づくり構想とは、土地本来の樹である照葉樹の森を育み、災害にも強い森を作ろうという植物学者 宮脇昭氏の理念に基づく森づくりのこと。出雲大社相模分祠では、分祠長である草山清和宮司の主導により、2007年に植樹祭を開いて以来、秦野のまちで実施する森づくりの世話役を行ってきました。境内にも植樹されたさまざまな樹が育っています。

「えんむすびの木をご存知ですか? これはナギの木ですが、葉脈がないので横に強く引っ張っても引きちぎれないんです。だから古来より縁結びの力がある木として、その葉を大切な人に贈るという習慣もあったくらいです」
境内にある木を観察しながら、草山清和宮司は教えてくださいました。

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私たちはつい、縁結びというと恋人や夫婦関係を考えてしまいがちですが、実はもっと広い視野に立って自然と人との結びつきをじっくり考えることも大切。それがめぐりめぐって、自分の人間力をも深めるのです。

「いま、森や山に親しむ人が増えています。
震災以降、私たちの環境をもう一度見直そうという動きもあちこちで起こっています。とくに女性は環境の変化に敏感ですよね。なぜかといえば、女性は子供を産んで未来にいのちをつなぐ役割がありますから、いのちの危機を本能的に感じ取ることができるんです。そうやって本能に目覚めるチカラを、皆さん感じていますか?森を通して体感し次世代につなげて欲しいと思うのです」と草山宮司。

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