プライドが高く感情的な人に、気持ちよく動いてもらう方法【伝え方が9割】
58万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。第27回目は、プライドが高く感情的な人への伝え方に困っている相談者さんからのお悩みです。
【相談】相手が「伝える」ことに主眼を置かず、自分目線で一方的にまくしたてるので、みんな困っています。プライドだけは高くて感情の起伏が激しいため、周囲は当たらず障らず接している結果、自分に仕事がシフトされてしまっている状態です。
その人に適正量の仕事をしてもらいたいのですが、上司が面倒がって私に仕事を振るのが常態化しているのです。私は事務的に伝えていますが、その人は感情的に言ってくるので話が平行線になってしまっています。
【回答】この相談者さんのお悩みを解決するためには、
・プライドが高く感情的な人
・上司
2人への対処が必要です。プライドが高く感情的な人を、Aさんと仮定しましょう。
相談者さんが上司から振られた仕事をAさんにお願いしても、「あなたが振られた仕事でしょう。どうして私がやらなくてはいけないの?」と切り返されてしまい、平行線をたどるはずです。
この現状を打破するためには、Aさん自身が自分から「やりたいです」と思ってもらえるような伝え方をすること。Aさん自身がそのような気持ちになるよう導く方法は、
『伝え方が9割』(ダイヤモンド社刊)の第2章、「イエス」に変える「7つの切り口」のうちの
・「認められたい欲」
・「相手の好きなこと」
2つをミックスして応用してみて下さい。伝え方の例文は以下になります。