日本からなくしたほうがいいものとは!? 「電柱が消えたら景色がいいで賞」キャンペーン開催中
旅行先で、ステキな風景に出会ったので写真を撮ってみたら、電柱や電線が写り込んでしまってがっかり、なんていう経験はありませんか。実際、富士山を電線に横切られずに眺められるところは、大半がなくなってしまっているそう。それではせっかくの世界遺産もだいなしですよね。そこでいま、電柱をなくそうというプロジェクトが始まっています。
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これは、政府が進める無電柱化の趣旨に賛同する人たちが集まって、今年7月に設立した「~上を向いて歩こう~無電柱化民間プロジェクト」実行委員会によるもの。
もともと海外の多くの国ではすでに無電柱化は進んでいるそう。海外旅行で撮った風景写真などを見ればわかりますが、電柱や電線のない美しい風景が広がっているはず。海外では多くが道路に埋められているから、美しい風景が保たれているのですね。
そのような「景観・観光」といった面だけでなく、「安全・快適」さらには「防災」といった面からも、この委員会では無電柱化を応援していくとか。なぜなら、東京オリンピックを控え、日本は世界的にますます注目を浴びるうえ、南海トラフ巨大地震などの防災の面でも、無電柱化が必要とされているから。
無電柱化は、地域の住民や地方自治体、企業や団体などが参加する運動として取り組むべきプロジェクトと言えるのだそう。
そこで、このプロジェクトを多くの人に身近に感じてもらえるよう、インターネットを使った取り組みもスタートしています。中でも現在、
Facebookページ上で「電柱が消えたら景色がいいで賞」キャンペーンの作品を募集中。(9月30日まで)