安全はどこへ…実はみんな食べている遺伝子組み換え食品
■トウモロコシが危ない現在日本に輸入が許可されている遺伝子組換え作物は、まず代表的なものとして、大豆・トウモロコシ・菜種、そしてさらに、綿実・ジャガイモ・アルファルファ・テンサイと、計7種類。
日本では遺伝子組み換え品使用の表示が義務付けられてる食品はわずか30種類ほどだけで、他の食品には一切表示されることがないのです。例えば油や醤油などもそう。
表示だけでは、使われていることさえ知ることができないのです。また、豆腐・納豆などに「遺伝子組み換えでない」と表示されているものも、実際には5%までの混入が認められています。
また私達が口にする遺伝子組み換え作物として圧倒的に多いのは、トウモロコシ。そのルートの1つは、牛肉、豚肉、鶏肉、そして牛乳などの乳製品です。
なぜなら、家畜の餌はほとんどを輸入に頼っており、海外産の遺伝子組み換えのトウモロコシを食べて育った家畜から作られたものが非常に多いからです。
しかし、「この牛は遺伝子組み換え農作物を食べて育ちました」とは残念ながら書いておらず、それに気づくこともない人の方が圧倒的に多いでしょう。
またジュースなどに含まれている、ブドウ糖果糖液糖などの異性化糖の材料であるトウモロコシは90%以上がアメリカ産のトウモロコシからできたコーンスターチが原料です。そうなると、お菓子やジュースなど子供が食すものにも意識を高くもつ必要があります。