自分にばかり仕事をふる上司への対処法【伝え方が9割】
58万部突破のべストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんに、読者の皆様からのお悩みに解答していただくこのシリーズ。
前回は、プライドが高く感情的な人への伝え方をお答えしましたが、第28回目となる今回は、自分にばかり仕事を振る上司への対処法に答えていただきます。
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【回答】相談者さんのお悩みを解決するためには、プライドが高く感情的な人(=仮にAさん)ではなく、自分ばかりに仕事を振る上司にも対処する必要があります。
まず、上司の本音から説明させていただくと、指示をすると面倒な返事をする人よりも、「はい」と気持ちよく引き受けてくれる人にお願いしがちなものです。ですが、仕事を振られたときの相談者さんの気持ちは、「私ばかりでなぜ、Aさんには仕事を振らないんですか! 不公平です」という状態だと思いますが、このコトバをストレートに伝えることは避けましょう。
上司に面倒な部下だと悪いイメージを持たれるだけではなく、もし他人に聞かれてAさんに伝わってしまったら、Aさんは「自分の悪口を言われた」と受け取ります。いいことが起こりづらいコトバなのです。伝え方の方法は、以下2つを参考にしてみて下さい。