老後を心配しすぎて今貧乏! 不安と共に前向きに生きる4つのステップ

ファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さんは、たくさんのお金の相談を受ける体験を通して、ある結論に達した。それは「心配性は、高くつく」ということ。「心配しすぎ貧乏」の根っこにあるのは、「お金に対しての不安」。今回は、“不安”と“お金”の関係性にスポットを当てて、お話しを伺いました。
老後を心配しすぎて今貧乏! 不安と共に前向きに生きる4つのステップ

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■「心配しすぎ貧乏」の人が陥りやすい2つのパターン「“心配しすぎ貧乏”の人が陥りやすいお金のつかい方を見ると、2つの方向に偏りやすいんです。それは保険と貯蓄です」と八ツ井さん。保険貧乏は、「より完全な安心を手に入れたい!」と思うあまり、必要以上の保険に入りすぎて、保険料が家計を圧迫するケース。こちらは、比較的イメージしやすいのでは? 一方、“貯蓄貧乏”は、かなりイメージしづらい。
少し丁寧に説明してもらおう。

「貯蓄そのものは、もちろんいいのですが、貯め込みすぎはよくありません。下記のように、「収入の流れ」と「支出の流れ」はイコールではないので、私達は収入の一部を貯蓄して、いずれドカっとかかる支出に備えています。いわば、お金を貯める本来の目的は、使うためなんです」

【「収入の流れ」と「支出の流れ」はイコールではない】●収入の流れ比較的一定に推移する。特に会社員の場合、年収が百万単位で増減することは少ない。
●支出の流れ支出の流れは一定でなく、でこぼこと変動する。小さな“つかい時”や大きな“つかい時”がちょこちょこあるのが人生。

上記のような噛み砕いで話してもらうと、お金を貯め込みすぎる(“ここぞ!”というタイミングで、適切な額のお金を使えない)のも、ある意味、心配しすぎ貧乏だと言える。


■不安とともに前向きに生きる4つのステップ「心配しすぎ貧乏」を脱出するためには、「心配だからお金を使う(貯め込む)」のではなく、不安との付き合い方を根本的に考えてみる必要がある。「大多数の人が、“将来が不安だ”と、思っているのではないでしょうか? でも、それが当たり前。本来“将来は不安なモノ”なんです。だから不安と一緒に生きていく心が必要です。私は不安が襲ってきた時に次のステップで不安を軽減しています」

【不安とともに前向きに生きる4つのステップ】1.不安や悩みを箇条書きにする
2.どうなれば不安や悩みが消えるのかを考えてみる
3.「自分で努力して解消できる不安」と「どうにもならない不安」に分ける
4.「自分で努力して解消できる不安」に集中して、お金も時間もここに使う

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