年末調整の準備は万全? 払い過ぎた税金を取り戻そう
■年末調整に必要な書類を揃えておこう年末調整で提出が求められる、おもな書類は次の5つ。すぐに提出できるよう、いつも1ヵ所にまとめておくクセをつけておきましょう。
1.給与所得者の扶養控除等申告書
2.給与所得者の保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書
3.生命保険料控除証明書
4.住宅取得資金に関わる借入金の年末残高等証明書
5.給与所得者の住宅借入金等特別控除申請書
1と2は毎年の定番書類ですね。国税庁のホームページに詳しい記載例が載っていますので、参考にしてさっさと書き上げてしまいましょう。
3~5は、保険会社や住宅ローンを組んでいる銀行から、10月から11月の間に郵送されてきます。届いたら決まった位置に保管しておきましょう。
マイホームを購入した初年度だけは、確定申告が必要になります。翌年度からは年末調整だけで税金が戻ってきますが、1年目だけは確定申告することを忘れずに。
会社員の方なら、年末調整で税金の精算が完了することが多いのですが、今年1年間で次に挙げる項目のうち、1つでも当てはまる方は、3月16日までに確定申告をして、さらに税金を返してもらいましょう。
<会社員でも確定申告をすれば税金が返ってくる人>
・医療費がたくさんかかった
・寄付をした
・ふるさと納税をした
・災害にあった
・盗難にあった
・住宅ローンを始めた
・投資で大きな損をした(NISA口座以外で)
確定申告の方法については、次回のコラムで紹介します。
ひと手間を惜しまなければ、払い過ぎたお金が戻ってきます。きっちり年末調整をすることで、1年でも多く税金を返してもらいましょう。
<関連リンク>
「給与所得者の扶養控除等申告書」記載例(PDF)
「給与所得者の保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書」記載例(PDF)