教会巡りと椿オイルで癒される 長崎・五島列島への旅
堂崎天主堂。1879年創建。禁教令廃止後、五島に初めて建てられた天主堂。現在はキリシタン資料館となっている。
この島々に “江上天主堂” や “頭ヶ島天主堂” などの世界文化遺産候補を含む、カトリックの教会堂が53か所点在しています。そんな五島列島の教会を巡り、島の自然の恵みにふれる旅がいま、離島旅ファンの女性を中心に静かなブームとなっています。
話題急上昇中!五島産「椿オイル」の魅力
五島の自然の恵みといってまず思い浮かぶのが、海の幸。しかし最近、アラフォー女性たちの間で話題急上昇中なのは、五島産の椿オイル(椿油)です。
五島には古くから、50種類もの椿が自生し、花を愛でるだけではなく暮らしに役立てられてきました。
椿オイルのヘッドスパでリラックス
東京の某有名ヘアサロンでマネジャーをしていた八窪ルミさんが、5年前に実家である五島市内にオープンさせたヘッドスパ専門店「モンテ・カンゲ」。
八窪さんは日本で初めて椿オイルを使ったヘッドスパのトリートメントを考案され、その技術を学びに都会から訪れるプロもいるのだとか。
イチオシのメニューは、温めた椿オイルを使い頭皮から肩までのコリをほぐしていく70分コースの「ヘッドスパ」。その心地よさにほとんどの人が施術中に眠ってしまい、定評のある仕上がりは、髪の量が多い人はしっとりとまとまりよく、逆に髪が少ない人は軽くふんわりとなるんです。
ヘッドスパ(70分・シャンプー・ブロー込み)¥3,000(税込)
「椿オイルはほかのオイルに比べて肌なじみもよく、トリートメント中の使用感、効果がいいと実感しています。即効性もありますが、血行促進の効果も高く、使い続けることで頭皮が改善され、薄毛や白髪といった悩みが解消されたという声も多いです」(八窪さん)
旅先で過ごす70分の至福の時間。このヘッドスパを目的に旅の予定を組むリピーターもいるというから、気になった方はお早めの予約がおすすめ。
上質な椿オイルを求めて
お次はオリジナルブランドの美容用椿オイルが購入できるショップ&カフェ「バンブー」。
ショップ&カフェ「バンブー」。カフェが併設されているので、お茶をしながら椿オイルを選ぶことも。
五島産の椿オイルに惚れ込んで、オリジナルブランドの椿オイル「雫」の開発を手がけたという、店主の竹村美保子さん。
「地元では昔から普通に食べたり、顔や体のお手入れに使っている椿オイル。オレイン酸が豊富で顔にも髪にもなじみやすく、美容オイルとしては最高級品と言えるでしょう。若い人たちやほかの地域の人たちにもその良さを知って使ってもらいたいなと思い、より使いやすいように精製したオイルを作りました」(竹村さん)
使ってみると、確かに1滴でするりと伸びます。肌にスッとなじみ、べたつきもありません。乾燥しがちな季節だけでなく、一年を通して使い続けたいそんな逸品オイルです。
(左)ショップでは、量り売りもしている。※ネット通販なし(右)「雫」(各30cc)左から 無香料¥2,000、ラベンダー¥2,500、ローズ¥3,000(すべて税抜) ※ネット通販も可能
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