石けん、重曹、クエン酸、アルコール…年末の大掃除にも応用できる、ナチュラルクリーニング(4)
<ナチュラルクリーニングで換気扇や五徳をキレイに掃除する方法>
1.キッチンのシンクの排水溝にフタをして(フタがない場合は大きめのビニール袋を敷いて代用)、そこに50~60℃のお湯をため、重曹と石けんを大さじ3くらい溶かします。
2.換気扇の部品や五徳やグリルを入れ、手が入れられるくらいの温度になったらお湯を捨て、重曹をふりかけます。
3.古い布やスポンジで、残った汚れを重曹と一緒にこすり落とし、お湯ですすげばスッキリ!
この方法なら、ついでにシンクもキレイに掃除できて、さらに助かりますね。
■床や壁、広範囲の拭き掃除は、バケツに作った重曹水で時短床や壁といった広範囲を拭き掃除する場合は、バケツに大さじ2~3の重曹を入れてから、温かいお湯を2リットル注ぐと、ちょうど良い濃度の重曹水が簡単にできます。このバケツに雑巾をひたし、重曹水を含んだ雑巾で拭き掃除すれば、スプレーを使うより時短になります。
ほかにも前回と前々回の記事で、ナチュラルクリーニングの洗剤の作り方と、場所ごとの掃除の方法を紹介しています。参考にしてください。
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石けん、重曹、クエン酸、アルコール…家にあるもので実践! ナチュラルクリーニング
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石けん、重曹、クエン酸、アルコールでエコにお掃除! 赤ちゃんにも安心。ナチュラルクリーニング
■大掃除の計画を立てるなら、まずは掃除にかかる時間を計ってみよう最後に、大掃除をラクに行うためのヒントをひとつご紹介します。
大掃除は、掃除する場所が多岐にわたるので、計画を立てて掃除をするという人もいるでしょう。その場合、まずは普段の掃除にかかる時間を計ることから始めてみては?
「全部屋に掃除機をかける時間」「リビングの雑巾がけにかかる時間」「玄関掃除やトイレ掃除にかかる時間」など、ひとつひとつの作業にかかる時間を把握しておくことで、大掃除全体の計画が立てやすくなりますよ。
汚れによって武器を変えるように洗剤を持ち替えて、楽しく汚れを落とし、ピカピカになった家で新年を迎えましょう!
監修:本橋ひろえ
大学時代は化学を学び、化学薬品会社に勤務。合成洗剤を作る側だった経験を経て退職後、自身と子供のアレルギーからナチュラルクリーニングを実践。化学製品をわかりやすく分析、主婦目線で簡単に実践できる方法を伝えるスタイルに定評があり、全国でナチュラルクリーニング講座を開催中。
著書
『ナチュラル洗剤で安楽早 ラクチンおそうじ虎の巻 保存版』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)が2014年12月18日より発売。
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