チケット売りきれ必至! フジコ・ヘミングとマキシム・ヴェンゲーロフが共演するスペシャルなコンサート
サワダアートプランニングは、2015年5月21日(木)に大阪府大阪市のザ・シンフォニーホールにて『フジコ・ヘミング&マキシム・ヴェンゲーロフ コンサート』を開催します。
本コンサートでは、日本とヨーロッパを股にかけ活躍し続けている“魂を奏でるピアニスト”、フジコ・ヘミング氏と、世界一の実力を持つと言われている“キング オブ ヴァイオリン”、マキシム・ヴェンゲーロフ氏の、音楽界の2人の巨匠の初共演が実現。今回は、多忙を極めるフジコ・ヘミング氏に貴重なお時間を割いていただき、初共演に関するインタビューにお答えいただきました。
――マキシム・ヴェンゲーロフ氏と初共演することになった経緯を教えていただけますか。
フジコ・ヘミング(以下フジコ、敬称略):「彼と共演する話は実は何度もあったのだけど、彼が腕を痛めて、なかなか実現しなかったのね。それで、あれは2009年頃だったと思うけど、彼が日本へ来たときに2回ぐらい、初めて一緒に食事をしたの。彼は私のCDを聴いてきたのか、食事の席で私のピアノをお世辞を並べて持ち上げるわけ(笑)。それで私は、一度は彼と一緒にやってみたいと思ったわけだけど、芸術家の中には悪いヤツもいっぱいいるから、今は用心して練習してる段階ね(笑)」
――ヴェンゲーロフ氏の人柄がまだわかっていないから、用心していると(笑)。
フジコ:「芸術そのものが、人を惑わすものじゃない? だから一流と呼ばれる人の中には、ちゃらんぽらんなイカサマ師がゴソゴソいるわけ(笑)。実際に私は今までそういう人に、何人も会ってきていますからね。ただ、一緒に演奏したらどんな人かわかるでしょうけど。本番までに2回しか会って合わせる時間がないんだけれど、デュオはお互いに譜面を見ながら弾くし、事前にCDを聴いておけばクリアーできる問題なのよ」
――5月の本大阪公演を含め、フジコさんはおいくつになられても精力的に活動していますよね。健康の秘訣は何なのでしょうか。
フジコ:「よく聞かれるわ(笑)。私、普段は質素な食事を好んでしているの。じゃがいもとワカメが入ったお味噌汁を食べただけでお腹がいっぱいになっちゃうこともあるし、お茶漬けとお漬物ですませることもあるのね。お肉もお魚も、まったく食べない。それでも病気ひとつしたことがないし、ちょっとコンコンと咳が出たら、のど飴を舐めればすぐ治っちゃう。私の家には薬って置いてなくて、あるのは漢方薬だけ。