かわいいのはわかるけど…孫を甘やかす祖父母への対応策
■祖父母が孫に、お菓子や好きな食べ物を何でも食べさせてしまう場合祖父母世代との食に関するギャップは、多くのママたちの悩みどころ。特に、アレルギーや食品添加物などに慎重になっているママにとって、構わずどんな食べ物でも与えてしまう祖父母の対応は、気が気でないかもしれません。
そんな時は、はっきりとママの食に対する考え方を伝えましょう。「こういうものをあまり与えすぎると、こういう悪影響を及ぼすので、なるべく控えたいと思っています」「この段階では、まだ●●を口にするのは早いと考えています」「お菓子を食べすぎると、夜ご飯を食べなくなってしまって栄養的に心配です」など、しっかりと伝えたほうがよいでしょう。
はっきり言うことがなかなか難しい場合は、母子手帳や育児本など、育児方法について書かれているものを見せて、「今はこう書いてあるので、それに従おうと思うのですが、そのほうがいいですよね?」と相談形式をとってみましょう。「テレビで(有名な教育者が)そう言っていたので、そうしようと思っているんです」と言うのもよいかもしれません。
■祖父母のように、子供を甘やかしてくれる存在は、実は必要であることもまた事実孫を甘やかす祖父母への対応を紹介しましたが、一方で甘やかしたくなる祖父母の心理を理解することも忘れてはいけません。祖父母は「孫を甘やかす」ことで「孫への愛情」を表現しています。
親は、どうしても子どもに対して責任と期待がある分、厳しくなってしまったり、余裕がなくなったりして、本当に子どもの思いに気づかないこともあります。それゆえ、子どもの気持ちを笑顔で受け止める存在、時には子どもの逃げ場になる存在というのはとても重要なのです。
それがまさに、子どもにとっての祖父母の大切な役割なのです。『ちびまる子ちゃん』でいう、まる子とおじいちゃんの関係(お母さんやお父さんが相手にしないバカバカしいまるこの話も笑顔で受け止める関係)と言えば、わかりやすいでしょうか。
ですから、「おもちゃや食べ物を与えるのではなく、遊び相手や話し相手、孫の気持ちをよしよしと受け止める相手になってほしい」と伝えるのも、孫を甘やかす祖父母への有効な対応策になるかもしれませんね。